◆ 理事長あいさつ ◆


「ひとりではできないことを…」

 H17年10月、唐突な私の呼びかけに快く賛同してくれた12人の協力者により設立総会を開いてから、どんどん月日は過ぎていきます。その間どんまいはとどまることなく、明日を見据えて活動を続けています。

 正直、法人を立ち上げると決めたときは、『今まで何でも自分の力でやってきた、法人活動も自分で何もかもやってやる、周りの人たちは見守っていてくれるだけでいい…』と傲慢なことを考えていたものでした。

 しかし、やり始めてみると自分の考えていたことが完全に間違っていることに気づかされました。NPO法人の活動の本質は、社会活動であり、一人一人の力を結集できて初めて物が動くのだと。大きなうねりを一人の力でつくることはできない、これだけ活動に共感してくれ、協力してくれる。今回の施設増設、スタッフ増員の大事業は、確かに自分の目が回るほど頑張りました。でも「谷本さんだからできるんですよ。」などとよく言われましたが、全然違います。いろいろな形で損得なしに協力してくれるみんなの力がなかったら、達成できるわけもありません。自分としては皆さんの評価とは逆に自分の力の限度を感じさせられたと思っています。しかしその限度を無限大に広げるのがみんなの力だと心底感じました。

 このたびの明星共同作業所の火事は他人事とは感じられず、自分自身の問題であり、何かしなければとすぐに考えましたが、病院での仕事だけやっていたときであれば、多分「大変ですね…。」と他人事に終わっていたのではないかと思います。地域を変えていく力のひとつになりたいという意識が自分の中で生まれてきていることを実感しています。

 これからもどんまいはまだまだ留まることなく進み続けます。皆さんの力を信じていきます。今後ともよろしくお願いします。

NPO法人どんまい
理事長 谷本圭吾


▼2005.11.21愛媛新聞(理事長の記事)